TFGはスリランカにおいてシナモン栽培の普及を積極的に進めています。
TFGでは北西州 ワーリヤポア市にあるTFGモデル農場にてシナモンの栽培を進めています。
北西州では、各種スパイス類、香辛料が多く栽培され、国内だけでなく外国にも輸出されています。
TFGは以前から、研修生の出身村などを対象に、環境保全及び、農民の長期収入安定化のための植林事業を
行っております。配布する苗にはチーク、マホガニー、ジャックフルーツ、レモン、オレンジ、マンゴ、胡椒、
シナモン、カルダモンなどがあります。中でも、最近特に注目しているのはシナモンです。
主な理由は、
①スリランカは高級シナモンで有名である、
②高級シナモン世界市場の70%はスリランカ産(BBC資料)
であることです。 シナモンは本来、スリランカの西南部地域、南部地域などで栽培できる スパイスとして知られて
おり、北西州はシナモンの栽培に適していないと 言われていました。
しかし、TFGが約4年前から、北西州ワーリヤポア市のモデル農場においてシナモンの栽培実験を行った結果、
初めて関係者も驚くほどの良い経過を確認 しました。従来の考え方と異なり、シナモンは北西州地域でも効率よく
栽培できることがわかりました。
TFGは現在スリランカ北西州スパイス類栽培担当の農業省とシナモン栽培の普及を積極的に進めています。
今後、シナモン作付面積を増やす計画です。同時に、シナモンの栽培と加工ができる人材育成を進める計画です。